- 外構リフォーム工事のコスト計算では、仕上げや材料の質と量の他に、撤去や造成のコストが意外に大きな要素になります。
「大体の金額」という目安を出すのは、簡単ではありません。実際に現地を拝見し採寸して、生活スタイル・動線や撤去物を確認し、敷地の図面を起こして見積りしなければ、出せません。
・都心部の土地や建物跡地、斜面や段差のある土地では、掘り起こしている途中で木の根や岩や構造物・配管が見つかることがあります。その解体処分や移設があれば、見積り金額とは別の予想できない追加費用が必要になります。
・生活動線となる出入り口等では、工事分割や養生・安全防護のため、工程日数が伸びたり、コンクリート打設で数日間立ち入れない場合があります。
- 完成日まで期間が少ないご相談では、生活にご不自由をおかけしたり、重機・作業人員の確保、天候の問題で、ご希望に添えない場合があります。
外構リフォームご相談の時期は、完成の4ヶ月前~半年前頃が理想的です。ゆっくりプランを検討していただけます。できるだけ早い時期にお声がけいただければと思います。
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段差・高低差がある土地の場合
規模にもよりますが費用は「段差・高低差の無い土地」より1.5倍~2倍ほどに増えます。 工期も、1.5倍から2倍ほどに長くなります。
<追加になる内容>
・階段・スロープ・袖壁工事
・工事中材料荷上げ搬入の手間・重機費用
※切土盛土の造成や土留め擁壁が必要な場合:
・地盤掘削・残土処分
・ガス上下水道など配管切り替え
・基準に適合した土留め擁壁工事
- 施工事例を見ていただくと分かりますが、私たちは様々な地形の工事の仕上りにもこだわりを持っています。
狭い中でできるだけ広い庭を取りたい場合など、段差のための工事が増えるのを抑えるのは難しいのですが、せっかくのお住まいですからとことん研究して快適な空間がお安く実現するように努力しています。

工事面積が大きい場合
- 金額と工期は規模の大きさに比例します。
- 個人住宅の場合、いくら広くても面積当たりの造り込み・仕上げの手間は同じです。クオリティを維持するため、単価が安くなるようなスケールメリットが出ることはありません。
公共の土木工事・公園規模の工事単価とは全く違う工事の仕上がりになります。