良いデザインは足し算ではなく、選択です。
デザインは、格好の良いものを並べることではありません。
良いものがたくさん並んでいるからといって良いデザインではないのは、断捨離やミニマルライフが言われる今の時代では皆さん既にご存じの通りです。
場の使われ方の見極めと、その場にあるべきものの必然性によって、良いデザインが決まります。
使う方の気持ちや高揚感も大切ですが、使う目的に合ったものを選ばなければ落ち着きがなくなります。
そこに行って目的のことを自然にやりやすくするように場を造ることがデザインの第一です。
見た目よりも、必然性のある造りが、使う方にやる気や落ち着きを与え、気持ちの良い空間になります。
こだわるところでは、見た目よりも、必ず、使いやすさを優先しましょう。
それまでのライフスタイルや伝統や必然性の中で、こだわる重点をじっくり見極めましょう。